夏至
GR DIGITAL
夏至の日、新潟市は夜半の雨も上がり、梅雨が明けたような夏の日射し。
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今日はジュンク堂で、片岡義男著 「名残りの東京」 という写真集をみつける。
大学の頃バイクに乗っていたこともあって、氏の「彼のオートバイ、彼女の島」という本が愛読書だった頃がある。
文庫本の表紙には、当時バイク乗りの間ではちょっとしたアイドル?の三好(山村)礼子さんが登場していたはず。
この小説はのちに大林宣彦監督、主演竹内力、原田貴和子で映画にもなった。
とまあ、前置きはさておき、懐かしい名前に誘われて手に取った本をめくる。
そこには氏が東京の街を写した写真が淡々と並んでいた。
それはまさに僕のツボにハマる写真たち。これは買ってじっくり見るに限ると即購入。
あとがきを読むと、これまでいくつかの写真集も出しているとのこと。
となれば、以前の写真集も見てみたくなるものだ。
飯沢耕太郎氏の評も、今までの片岡義男氏のイメージを変えるものだった。
ちょっと得した気分なって、もう一度ページをめくる。
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「昭和」を感じさせ、見慣れた街の中にあるもの。
昨日訪れた喜多方の街にもそれはあった。
明日からは喜多方の写真です。
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コメント
今日はこちらでしたか。
片岡義男、東京キララ社の本ですね。
何度かめくってみて、まだ買ってはいません。
書棚を見ると、「スローなブギにしてくれ」「エンドマークからはじまる」がありました。
どこかに「謎の午後を歩く」があるはずですが、隠れていますね(笑)
彼は、OMで、50mmしか使わなかったのですが、長徳氏が悪魔のささやき(笑)で誘惑して、
今はどうなんでしょうか?
今度の本も、普通の目線の、良い写真ですよね。
投稿: Yoshi-A | 2009.06.22 00:08
Yoshi-Aさん、こんばんは。
家に帰ってからじっくりと写真を見ると、ますます沁みてきます(笑)
さっそくAmazonで以前の写真集を検索して購入してしまいました(^^ゞ
届くのが楽しみです。
一時期、彼の小説にハマっていたのですが、角川書店の思うつぼだったようです。
片岡義男の他にも、横溝正史、森村誠一 etc…、
「読んでから見るか、見てから読むか」でしたっけ?
投稿: marikichi10 | 2009.06.22 21:18
ワタシも角川の謀略にはまったひとりです…その頃は家の本棚の文庫本のコーナーは
(片岡の小説で)真っ赤っかでした(笑)
当時、小説に感化されたのか、梅干ばかり食べていたせいで(?)腎臓病を発症して
しまい(塩分の採り過ぎ??)青春の数ヶ月間を病院のベッドの上で過ごす羽目になっ
てしまいました…orz
ま、入院中も相変わらず片岡義男でしたが…(笑々)
投稿: ara_umi | 2009.06.22 21:43
ara_umiさん、こんばんは。
ara_umiさんといえば、あのマスク。角川との濃密な関係(笑)
そして思い出しました、あの赤い背表紙。
片岡義男の赤と横溝正史の黒ですね(^^)
青春時代の良き思い出!
投稿: marikichi10 | 2009.06.23 23:07